アメリカの教材について(指導者向け)
こんにちは、アメリカに20年近く住み、17年程ピアノをオハイオ州(ウィルミントン市、シンシナティ市)、ケンタッキー州(レキシントン市)、オレゴン州(ポートランド市)のそれぞれのエリアで指導した経験のある宮武由美江です。今回第3回コラムは、指導者向けの内容で書きたいと思います。
日本のピアノの先生の中に、英語をレッスンに取り入れたいけれど「何からして良いか分からない」と漠然とされてる方も多いとお察しします。
前回第2回コラムでも書きましたが、言語は文化でもありますから、やはり「慣れ」が必要になり、そのためには、後にも先にも「実行」が鍵。なので余計なことを考えずに、「英語を取り入れちゃう」ことです。
導入期の教材は英語のハードルが高くないです。私は、Faberの「My First Piano Adventures」のオリジナルの北米版(My Firstのシリーズは米国版も英国版も同じです)を長年愛用しています。無料アプリで日本語版の歌も聞けるので、私は、英語がわからない生徒には、アメリカ版を使いながらも日本語版も聞いてもらってます。
アプリ:https://pianoadventures.com/resources/piano-adventures-player-app/
アメリカ版教材入手法はここを参考にしてください♫
補足ですが、単に英語学習用にアメリカの教材をお勧めしている訳ではなく、アメリカの教材は使いやすく良く出来ているものが結構あります。アメリカ時代に様々な国の先生/生徒/保護者と情報交換し合えたからこそ言えるのですが、その多くがアメリカの教材を良いと感じてます。日本にはない「使える内容/指導法」も学べます✏️そして何と言っても楽しいです♫
「でも、いきなり英語は無理!」と思われるかも知れません。が、私自身もアメリカで英語でレッスンをし始めた頃はいきなりでした。でもこれが最も手っ取り早く、科学的にも”人間は、恥を掻くことで学べる”と言われてますから、「失敗=学び」という図式が成り立ちます。ある意味、日本人が失敗を恐れ過ぎることも日本の低英語力に影響してるとも言え、日本のGrit(やりきる力)スケール平均数値がアメリカより低いのも no wonder です。「失敗」についての感覚差はまた別の機会に科学的な側面からも書きたいと思いますが、とにかく勇気を出して飛び込んじゃって下さい!先延ばしすればする程にLossがあることを覚えておいてください☝️
また、「教える=学べる」ということを既に認識されてると思います。
ピアノを教えながら英語という使える言語を身に付けていけるなんて素敵♫
是非、生徒さん、保護者さんと一緒に楽しく身に付けていってください✨
画像は、先日行ったフィレンツェの Christmas Lights です。フランス人とイタリア人のTouristsと相席でお食事した際に、「ええ?本当に日本人?何故英語が話せるの?」と驚かれ、何やら彼等が以前に日本を旅行した際に、英語で話しかけても皆んな揃って英語が出来ず、シャイでコミュニケーションが取れなかったとのことでした。フランス人の方からは、Localな耳寄り情報を教えて頂き、この後にパリに行った際に助かりました。つくづく英語が出来ないとLossが大きいと感じました。
第3回コラムをお読みいただき有難うございました!
次回は、2020年年明けということで、無料の英語のテキストブックを紹介したいと思います。来年も宜しくお願いいたします&良いクリスマスと年末年始をお過ごしください🎍