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アメリカのユニークな発表の場/Feedbackの重要性②

Hello EigodePiano!

米大統領選が近づき、October Surprise(本選挙投票の1か月前の10月に選挙で大きな影響を与える隠し球)がチラつき始めShockingで目が離せませんが、前回のコラムでは、アメリカで大反響だった良書「グリット」〜やり切る力〜 ”Grit is more important than IQ” の一節を引用し、生徒にとって定期的に的確で励みになるFeedbackがあることが粘り強く継続/向上していくのに大切かを書きましたが、今回は、それが如何に指導者側にも大切か、アメリカの先生によって磨かれた私の経験を様子が伝わるよう、例えのエピソードと共に書きます。

長年MTNAメンバーで特にKMTAは長く、毎回Meetingに大学の教授がいたので、ここで得たものは学校より大きかった。米は学歴社会で厳しい。その一方で実力や特殊枠という道もあり、MTNAは音楽系学位がないと以前まで入れず、訴訟があったないで変わってきましたが、どの学校かやBA=4年制, MA=大学院, Ph.D=博士号か気にする風潮があり、MA以上でも音楽名門校出でもなく変な英語のアジア人で当初不安でしたが、アメリカの先生の多くは「複数の生徒の演奏で先生を判断する」ので、どんなに立派な事を言い調子よくやっても、それ以上に行動≒結果≒実力を見て評価し認める一面があり、それ無くして磨かれなかったであろう私は Made in USA ピアノ講師とも言え、感謝しきれないです。

例えば、レキシントンKY音楽界で最も尊敬されているグレッグ教授から、ある日、彼が審査員を務めたBach Contestが終わった所で、「誰が”○○(←私の生徒名)を育成した?」と呼びかけ、「私です!」と名乗り出ると、皆んなの前で指導力が素晴らしいと称賛し握手され、彼の推奨で生徒が送られてきたり、後にKMTAプレジデントに推薦までされました。彼のCDが日本でも購入可のようです。“Beethoven is my hero!”の彼が出演したシカゴのRadio broadcast (WFMT Chicago)の演奏動画:https://www.youtube.com/watch?v=6K7efzFl6X4

演目

Beethoven: Sonata in D major, Op. 10, no. 3

00:00 Interview

3:25 II. Largo e mesto

15:06 III. Menuetto

Beethoven: Sonata in E major, Op. 109

18:05  Interview

21:50 I. Vivace, ma non troppo--Adagio espressivo

Beethoven: Sonata in F minor, Op. 57 ("Appassionata")

25:24 Interview

28:25 I. Allegro assai

38:18 II. Andante con moto

45:14 III. Allegro ma non troppo

その他、個人ピアノ講師でトップだったベテランMay先生からも色々アドバイスや励みのFeedbackを頂き、例えば、コンペティションの会場で会えなかった日には電話があり、「あなたの生徒たちは out standingだった!前回より確実に上達して選曲も良かった。それを伝えたかった」と定期的にFeedbackを頂き、時には会場で会った私の生徒に「由美江先生は本当に良い先生。あなたはラッキーよ」と伝えたり、その他、トップクラスの先生からだけでなく、もう切りがないほどでした。こうして、実力を堂々評価し認めるアメリカを身をもって経験したのです。勿論、信頼関係や人間性も問われます。文句一つ言わず雑用をボランティアで忍耐強くヘルプした頑張りも認めてくれました。「結果を出し続ける厳しさの中に暖かさや寛大さがある」それが自分にはフェアで納得がいき合っていました。

引越し先のOMTAは全米一先生が多く300名以上いたので、KMTAより少し時間がかかりましたが、必ずちゃんと見てくれる先生がいて、アメリカの何処ででも指導者としてやれる自信が定着したところで本帰国となり、日本ではこうはいかないのでは?!と逆に不安に。。。

予想通り!?帰国後はこういった場が減り(アメリカのような合同発表会が定期的にないのもある)、精精アメリカ関係で、去年の夏に生徒のAiden(以前こちらのコラムに登場)がサマーキャンプでサンフランシスコへ行き1ヶ月程ジュリアード音楽院出身の先生に習い、その時に「先生は誰?教材も選びも良く、しっかりトレーニングされていて関心だ」と言われたと聞き励みに。あとは、やはりギルド試験で、ジュリア教授に「生徒全てがよく指導されていた。あなたは良い先生です...I know! Play more songs! You’re students can do that!」とハグをされ励まされ、また日本支部代表のアメリカの感覚がある山田りさ先生も、「You’re VERY lucky!ここまで生徒のことをよく考えてくれる先生はなかなかいないわよ」との評価を会場で会った私の外国人生徒に伝えたらしく(後で生徒が嬉しそうに教えてくれた)、日本では「励みのFeedbacks」は希少且つ貴重となり、有り難みを再確認した想いです。ギルド試験は、先生の審査がされ、その判定目安は「複数の生徒がどうなっているか」なので、これぞ正に私が経験したアメリカで日本で貴重!

次回は、アメリカの発表の場でよく演奏される作品について書きます。お読み頂きありがとうございました! Best, Yumie

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