英語deおとのゆうえんち説明会
今年はもう桜の開花宣言!
うちの近所の桜もポツポツ開き始めています。
日本の先生方は、年度末から新年度に向けて色々とご多忙の時期ではないかと思います。
そんな中、先日は「えいごdeおとのゆうえんち」説明会にたくさんの先生方にご参加頂きありがとうございました。
そして貴重なお時間を割いて、とてもわかりやすく、ためになるお話を聞かせてくださった細木千鶴先生、北村聡子先生に、改めてお礼申し上げます。
その説明会を録画したものをシェアしますが、今日はその補足をコラムに書かせていただきます。
まずは動画でも話していますが、「えいごdeおとのゆうえんち」を作るきっかけから。
ちょうど一年前に私が日本語訳を担当したJacob Kollerの「Piano BOP」改訂版が発売されました。
改訂版ではワークシートも導入され、オールインワンのテキストになりましたが、ワークシートの数は少ないし、最初から鉛筆を持って音符やト音記号を書くなどの課題で、3〜4歳の子どもには難しいと感じていました。
それで、何か組み合わせられるテキストはないものか?と考えて探していた時に、細木先生を通じて「おとのゆうえんち」を知りました。
日本語版を手にとってみたところ、とても可愛く使いやすそうだったので、「この英語版があれば!」と思い、細木先生に英語版の出版を打診しましたら、「ぜひやってください」とのお返事を頂き、私と小幡直子先生で英訳をさせて頂くことになりました。
英語版を作るに当たり、私がこだわったことは
・Piano Bopと同じく、一冊の中に英語と日本語の両方を入れること。
・別冊で先生用の指導書のようなものがなくても、わかりやすい英語で先生も生徒も無理なく使えること。
・音楽用語や音符の説明などの英語は、なるべくPiano Bop、Piano Adventuresに合わせること。
例えばこちらの「ふうせん」のページを見てください。
パッとタイトルを見たら、その横に「Balloons」とあるので、
「ふうせんって英語だとBalloonっていうんだね。」と切り出し、
ふうせんの絵と子供の絵をゆっくり指差しながら
「Connect balloons and kids with a line. 」と言います。
多分絵を見れば、日本語で説明しなくても何をやるか理解できると思います。
そしてクレヨンを出して「Color balloons」と言えば、あ、色を塗るんだなとわかると思います。
書いてはいませんが、Red Blue Pink Greenなど簡単な色の英語はすぐに使えますね。
このように英語の指示は日本語のすぐ下につけているので、先生はこれを見ながら読めばいいのです。
ほぼ中学英語の範囲内なので、英語が苦手と思っている先生でもすぐに使えると思います。
細木先生が、日本語と英語で色を変えてくださったので、とても見やすいです。
英語訳はなるべくシンプルにわかりやすく、短い文にしました。
辞書を引かなくてはわからないような単語は使いませんでした。
いかがですか?
これなら抵抗なく、すぐに始められそうではないでしょうか?
私もまだ実践経験が少ないので、これからもう少し研究して、小幡直子先生と一緒に「えいごdeおとのゆうえんち」の活用法セミナーを企画したいと思っています。
また使ってみた皆さまからのご意見、ご感想もお待ちしています。
日本語、英語問わず、こんな風に使いました、こんな生徒がいました、というお話があればぜひ聞かせてください。
質問などもわかる範囲でお答えしていきますので、コメントでもメッセージでもお気軽にお書きください。
春、新しい生徒さんとの素敵な出会いがありますように!
渋谷かおり
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