野球とピアノを両立させるには
阪神タイガースが18年ぶりの優勝で、関西方面は大変な盛り上がりのようですね!
私も両親が阪神ファンだったので、普段はそれほど見ませんが、ここ数日は気になって野球放送を見ていました。
ところが昨日は、優勝が決まる阪神vs巨人戦だというのに関東ではテレビ放送が無いのです!
BSでやっていたのは西武vsソフトバンク。なぜ???
優勝が決まった瞬間は、10分ほど甲子園からの中継になりましたが、また何もなかったかのように西武vsソフトバンク戦に戻って、関西との温度差に笑ってしまいました。
阪神優勝ということで、今日は野球少年の生徒、K君について書かせて頂きます。
私が自宅教室をオープンして初めての生徒がK君でした。
当時4歳(年中)で、初めての習い事を何にしようかなと考えていたところ、うちが「英語でピアノ」の看板を出したのを見て、体験レッスンに来てくれました。
体験レッスンの時は大人しくて、私も初めての体験レッスンだったので「楽しんでくれたかな?」と不安になりましたが、数日してお返事があり、「本人が、楽しかった、また行きたいと言っているのでお願いします。」とお母様から連絡があり第一号の英語でピアノの生徒誕生!となりました。
英語もピアノも全く初めてで、所有楽器もキーボードということだったのですが、英語版のピアノアドベンチャーと旧Piano BOPを使って、英語を少しずつ取り入れながらレッスンをしていきました。
一人っ子でマイペースなK君は、ピアノものんびりマイペース。アドベンチャーのBook Aだけで2年近くかかりましたが、お母様もガミガミ言う感じは全く無く、でも毎回必ずレッスンに付いてきて一緒に見守ってくれていました。
弾くことよりも、譜読みやライティングブックのセオリー的なことが得意だったので、アドベンチャーはピッタリなテキストでした。
でも小学校1年生のときは、覚えたての「校歌を発表会で弾きたい」、3年生の時は「大好きな阪神タイガースの応援歌、六甲おろしを弾きたい」など、自分のやりたいことははっきり持っていたので、アレンジや調を変えて弾けるようにしてあげると、親子でとても喜んでくれました。
これは発表会で「六甲下ろし」を弾いた時のものです。
うちの教室のチャンネルで、再生回数もいいね👍も一番多いのがこの動画です!
この時はC majorに移調して弾いたので、「今度は原曲キーで弾いてみない?」と提案しようと思っています。
高学年になって野球も勉強も忙しくなっても、ゆっくりペースだから苦にならないらしく、ずっとピアノも続けてくれて、ギルド検定や発表会も小学生の間は毎年参加していました。
ピアノアドベンチャーは1曲が短いし、スモールステップでゆっくり進むけど、テキストが割と早いペースで変わるので進んでいる感があり、こういう生徒さんには特に合っていると思いました。
レッスン中に譜読みを一緒にしておけば、あとは家で(レッスン直前に)数回弾けば、大体合格できるので、「練習しない、進まない、嫌になる」という負の連鎖が起きないのです。
今年、中学生になって流石にもうやめてしまうかなと思っていましたが、塾、野球、ピアノの3本立でがんばって、いえ、ピアノはいい意味でがんばらずに続けてくれています。
4歳から始めて中学1年生でアドベンチャーの3Aなので、テキストの進度は本当にゆっくりですが、発表会では「千本桜」や「情熱大陸」など自分の弾きたい曲を楽しんで弾いてくれています。
そしてなんと今もキーボードのままなのです。
キーボードでここまで続けてくれるとは、逆にすごい!と思います。
ここまで来ると「ピアノに買い換えたらやめちゃった」となりそうで、最近はもう買い替えはお勧めしていません。(笑)
もう一つ特筆すべきことは、今でも毎回お母様がZoomでレッスンを見学してくれています。
教室には1人で来ますが、毎回レッスンの様子をZoomでカメラONで、黙って見守ってくれています。
ふと見ると、たまにお父様に代わっていることも!
ご家族で温かく見守って応援してくれていることが、長く続けるために何より励みになりますね!
これは昨年の発表会で弾いた「情熱大陸」(1’23辺り)です。