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米国ギルド・ピアノ検定試験は万能!

Happy New Year!

2021年もコロナで行先の見えない年となると思いますが、”そんな中にもチャンスは見出せる筈”と前向きな年でありますように✨ 安全で健康であります様に✨

写真は、去年最後に行ったVirtualクリスマス発表会の模様です。2020年は、アメリカの頃並の発表会頻度だったので、忘れかけていた感覚が蘇り、今年の最初に当る発表会は、Baroque Festivalにしたいです。長年属したMTNAの私が住んだ地域の全ての支部で、年初めに必ずこのようにBaroqueの作品を学び、発表する機会があり、原点に戻り心機一転出来た感がありました。…この後、古典派、ロマン派、現代/コンテンポラリーと続きます。

米ではこの4期をバランス良く学び、それぞれの弾き分けが求められる傾向でした。ここが日本と異なる点なのではと、帰国当初は、こういった機会をどのように生徒に与えられるかに不安を抱きましたが、Piano Guildが日本に持ってこられていた事が大きな救いとなりました。実は米ではMTNA系で一杯一杯でGuildはしなかったので、もし帰国していなかったら一生しなかったかも!?と思うと、帰国して良かったと思うほどに万能な試験なのです。

指導者次第でコレ一つでほぼ賄えてしまいます。外国人生徒からの問い合わせで多いのが、英国の検定試験についてや、既にGradeを取得している生徒は、継続するか否か等ですが、日本で教室を始動して2年半の間にこの手の生徒たちから、再継続したいと言われたことはないです。勿論、完璧なものはないのでそれぞれの良い点と悪い点は必ずありますし、目的や出身国や移住予定国によりどちらが有効かも変わりますので、断言は出来ませんが、「長く続ける」には、柔軟性と多様性に富むGuildはReliable!! 生徒個々の能力/ペース/ニーズに合わせれる上に、自主性、チャレンジ精神を引き出せ、更に必ず成果もある様に内容を考案し結果を出していければ、「また受けたい!」となる生徒が多いのです。先生側は大変かもしれませんが、指導力を磨け、生徒とのも信頼関係も増しリターンも大きいと考えられます。

大切なのは、継続していけるか否かではないでしょうか。

Manualがきっちりあると指導者は楽かもしれませんし、一定層の学習者には成果もそれなりにあるかもしれませんが、個を認める教育じゃないですが、もっと伸びる生徒の可能性が制限されたり、また、平均の事が本人の努力とは関係なく(障害等含む)厳しい生徒にとっては、自己肯定感が下がり落ちこぼれてしまう恐れもあるのです。また、忙しさ等でも変動することでもあります。Guildなら生徒一人一人に合わせた内容にして目標設定出来るので、「誰もが」末長く続けていけます。これはとても大きいです。

そして、有難いことに、コロナ禍でも中止せず、デジタル化の移行も速やかな様子で、今年は何と2度もあり、準備期間的にもまだ余裕がありますので “Let’s check it out!!!”

2021年 米国ギルド・ピアノ試験デジタルフライヤー

ハードル的には、この試験は日本の先生からすると、多様性過ぎて逆に高く感じるというのも理解出来ますので、アメリカの指導現場ではどうだったかや、私個人の効果のあったやり方や工夫等を、この試験の魅力と交えてシェアし、更に試験用にお勧めの作品の情報等も紹介していきたいと思いますので、受講検討中の先生の参考になれたらと思います。     

コロナが厳しい状況になってきていますが、前向きに新たなことに挑戦する年に一緒に出来たら幸いです。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

Love, Yumie

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