ギルド試験を終えて
前回書いたギルド試験についてのコラムが好評だったので、今回もギルド関連で書きたいと思います。先月3月22日にスタジオ撮りのため私もカメラを持って渋谷の会場へ行きました。画像はその時の様子で、大人の外国人生徒のXinmiaoさんです。彼女は、事前にリハーサル撮影を行ってたので、その動画をシェアします
・・・実は彼女、会場撮影数日前に悲しい出来事があり、レッスンどころじゃない状態だったので、酔った状態でレッスンへ来たのです。しかし、当日の彼女の演奏は、リハーサル動画よりテンポの安定感は若干乱れたものの、音に重圧感が感じられたので、取り直しせずその演奏で提出しようとなりました。
「Auditionをやって本当によかった。とても来年まで待てない!」と言ってました。「傷付いた時こそ、逆に良い演奏が出来るものだったりもするわよ」、と励ました甲斐がありました。冒頭でも説明していますが、ピアノを全くの初心ではじめて1年程になる彼女にとっては、国際的なピアノ検定試験に励んだことが達成感と自信になった様子。この後、愛情たっぷりの審査員からのコメントで更に励まされ、改善点を明確化しステップアップ出来ることでしょう。
そして、カリグラファーが描くカッコ良い生徒名入りの修了書と年号+Title(演奏曲数によって金・銀・銅と異なり、15曲以上だと大きなものになる)入りのピンが貰えるので、後で生徒たちの喜ぶ顔を見るのが待ち遠しいです。(2019年ギルド試験感想ブログ)
ギルド試験は、長い歴史を持ちますが、今後も生き残れるどころか、更に需要が高まると考えられる点は、多様性・柔軟性の面が非常に強く富んでるからと言えます。(補足:長い歴史は良し悪しで、場合によっては、それがあるが故に柔軟性が欠落する恐れもあります。)
米国ピアノ指導者NPO団体日本支部は、様々な想いを持つ方々の非営利団体=ボランティアで成り立っています。
日本支部の代表:山田りさ先生に代わり、アメリカの複数の地で数え切れないピアノ検定試験・コンクール・イベント経験有りの、日本支部Co-chairでもある私が、今後もギルドの魅力やヒントになる内容をシェアしたり、また、皆様と共に発見していけたら素敵です。
それから、先日の「英語deピアノZoomミーティング」では、東京だけでなく日本の各地の先生方、ACM公認指導者、そして今激戦地にいらっしゃるNYの先生方と、Online Lessonsについてのトピックが中心にされ、大変有意義なものとなりました。単にアイデアシェアなどではなく、こうした状況下だからこそ、こういった繋がりは、ホッとしたり励みになります。ネットを駆使して如何にOnline lessonsを良いものにしていくか等、一人で抱え込むよりずっと有効且つ建設的です。
今、世の中はとてつもないスピードで変わっています。
多様性、そして柔軟性がないと時代に取り残されていくだけです。今、私たちは試されているのかもしれません。一人で悩まず、一緒に改善し向上しワクワクしましょう!
さて、コラム第10回目という節目を今回迎える事が出来た事に感謝いたします。COVID-19の影響で厳しい時ですが、皆さんと一丸となり、ネットを駆使した形態で画期的で有効なものにと励み精進いたします。
では、しばらく時間が空きますが、それまで Take care! Yumie Miyatake