オンラインレッスンを快適にするためのZoom設定ガイド
皆さま、こんにちは。
6月から真夏のような暑い日が続いていますね。
この時期、生徒の集中力が切れてしまうのには、例えばこんな理由があります。
・暑い
・喉乾いた
・虫刺されで痒い
対策として、レッスン室はしっかり冷房を効かせ
水筒持参で来るように伝え
痒み止めパッチを用意しています。
ある先生は、暑い中レッスンに来た生徒さんに「アイスの実」を1粒あげていているとおっしゃっていました。
生徒さんたちがとても喜んでいるとお聞きしたので、
私は初めて買って食べてみたのですが本当に美味しい!
この夏のお気に入りになりそうです!
オンラインレッスンの生徒さんは、その点は楽ですね。
お家に居ながらレッスンを受けられるというのはメリットも多いです。
先日も急な雷雨の時、対面レッスンの生徒さんが急遽オンラインレッスンに変更してくれました。
最近のご父兄はオンラインにも慣れて来ているので
急な対応にも抵抗なくオンラインレッスンにしてくださる方が増えてきていて助かります。
5月からは久しぶりに完全にオンラインレッスンでスタートの生徒さんが入会しました。
4歳さんですが、すでに英会話レッスンをオンラインで受けているそうで
集中力もあり問題なくできています。
オンラインレッスンを始めるにあたって必ず設定が必要になるのが
ノイズキャンセルされない設定です。
そうしないとピアノの音が雑音と判断されて聴こえなくなってしまいます。
その設定を生徒さん側でやってもらう必要があるので
Zoomの設定方法を書いておきます。
【Zoom設定方法: パソコンの場合】
Zoomに入っている状態で設定できます。
なので生徒さんに説明しながら設定できます。
左下のマイクボタンの横から「オーディオ設定」を開きます。
「ミュージシャン用のオリジナルサウンド」を選択して元の画面に戻ると
右上のオリジナルサウンドのオン・オフを切り替えられるところが出てきます。
ピアノの音を出したい時は「オン」にしてください。


【Zoom設定方法: スマホ・タブレットの場合】
Zoomに繋ぐ前に設定をする必要があります。
なので前もって生徒さんに伝えておく必要があります。
Zoomアプリを立ち上げて、接続していない状態で設定からオーディオを開きます。
オリジナルサウンドにチェック☑️をします。


このチェックを入れてからZoomミーティングに入って右下の詳細をクリックすると
オリジナルサウンドの有効・無効を切り替えられるようになっています。


このオリジナルサウンドの設定ができていないと
ピアノの音が聴こえずレッスンできないので
生徒さん側で設定してもらってください。
先生はこのやり方を説明できるように覚えておく必要があります。
【スマホとタブレット両方繋ぐ時の設定】
私はオンラインレッスンの時、PCの他に自分の手元ようにスマホもZoomに繋げています。
生徒も大抵スマホとタブレット、PCなど2台で入ってもらって
1つは顔、1つは手元を映してもらっています。
このように4画面になります。

その際に気をつけることとして、
片方は必ずオーディオを切断しておく必要があります。
そうしないとハウリングを起こしてしまうので
1台は繋げる時から「オーディオに接続しない」を選ぶとよいでしょう。
万が一入ってしまっても、設定や詳細から「オーディオ切断」すれば大丈夫です。
ミュートではなく「オーディオ切断」が必要なのでご注意ください。

【ライブパフォーマンスオーディオについて】
オリジナルサウンドとは別に、最近加わった機能として
「ライブパフォーマンスオーディオ」というのがあります。
これはまだPCのみのBETA版なのですが、先日試してみました。
Zoomはマイクが発言者に行くので、同時に音を鳴らすことはできませんでしたが
これを使えば複数の参加者が一緒に音を出すことが可能です。
ただ、レイテンシーはかなりあるのでシンクルームのようにはいきません。
もし先生と生徒で連弾をするとしたら、先生のカウントで弾き始めると
生徒は先生の伴奏に合わせて一緒に弾いている感じになります。
でも先生の方は生徒の演奏が1拍くらい遅れて聴こえてくるのでかなり気持ち悪いです。
それを気にせずテンポキープして弾いてあげたら
生徒の耳には先生の音がぴったり聞こえるので、「連弾できてる!」という感覚になるのです。
先生側はずれて聞こえても、あえて気にせずリードしてあげるのがコツです。
Zoomはどんどんアップグレードされているので
レイテンシー問題もそのうち解決できることを楽しみに待ちましょう。
【AI Companionについて】
もう一つ、AI Companion という機能がとても便利です。
ミーティング中に、このボタンを押しておくと
ミーティングが終わって1時間後くらいに
ミーティング内容をまとめたテキストがメールで届きます。
たまに間違いや勘違いもありますが
かなり正確に内容をまとめてくれます。
こちらはレッスンよりも、講師ミーティングや勉強会で使っています。
Zoomに限らず、AIの進化は益々進んでいきそうなので
上手に付き合っていきたいものです。