コラム一覧へ

「英語でピアノ」これからの展開(どなたでも閲覧できます)


いつもコラムをお読み頂きありがとうございます。

「英語でピアノ」レッスン・コーディネイターの渋谷かおりです。

このウェブサイトを立ち上げようと考え、実際に動き始めたのがちょうど1年前です。

そこで、今回はテキスト解説は一度お休みして、改めて「英語でピアノ」に対する私の思いと、これからの展開について書きたいと思います。

今日、WHOが新型コロナウイルスのパンデミックを発表し、世界的に不安や重たい空気が広がっています。

昨日は3.11 東日本大震災から9年でしたが、あの時の3月と少し似ている空気感。

みんなが不安になり、買占めが起き、色々な噂やデマに振り回され、それに乗じて悪いことを考える人も出てくる。

私も9年前はかなり振り回された一人でしたが、今回は歳を重ねたせいか、割と落ち着いています。

もちろん心配で不安はありますし、感染して治療中の方、お亡くなりになった方のことを思うと心が痛みます。心からお見舞い申し上げます。

ただ、自分で考えてもわからないこと、どうしようもできないことに、どうしようと思って不安になっても仕方ないので、今、自分ができることをやっていくしかないと思っています。

そして、色々なことが立ち止まっているような時こそ、次へ動き出す準備の時だと感じます。

「英語でピアノ」でも次への準備を始めています。

元々私がこのサイトを立ち上げたいと思ったのは、about usやフライヤーにも書いていますが、自分がジェイコブ・コーラー氏に英語でピアノを習ってみて、すごく楽しい上に相乗効果があったこと、ピアノ・アドベンチャーやジェイコブのオリジナルテキストが、それまで使っていた日本のテキストとは全然違うアプローチで、実際自分が生徒に使うようになって、レッスンに対するストレスが私も生徒もほとんどなくなったこと、それを少しでも多くの先生や子供たちに伝えたいと考えたからです。

最初は本当に手探りで、どうなることやら、続けられるのだろうか?とかなり苦しんだときもありました。でも今、すでに配信されているレッスン動画やコラムを見て、サイト講師の先生方や、動画を提供してくださった会員の先生方のおかげで、「英語でピアノ」の楽しさと素晴らしさをしっかり伝えられるサイトになってきていると自負しています。

初期のころからプレミアム会員になって頂いてコンテンツをご覧頂き、アンケートや教室情報などにもご協力頂いた先生方にも改めてお礼申し上げます。

これからもレッスン動画やコラムに関しては、今までと同じように制作・配信していきます。

皆さまのご意見やご感想を、ぜひコメント欄にお書き頂けると、制作者側も参考にさせて頂けるので、遠慮なく書いて頂ければと思います。

そして、これからの展開について。

今回のコロナウイルスの件で、色々な方面でオンライン化が一気に加速しています。

私がこれを書いている今も、目の前に在宅ワークでパソコンに向かっている夫がいます。

夫は正社員でオンラインで仕事をすればいつも通り給与をもらえますが、お月謝制でレッスンをしている私は、レッスンができなければ無給になります。

私の場合、自宅レッスンは生徒の希望を聞いて、手洗い・うがい・換気・鍵盤の消毒などをしっかりやるということで、8割くらいの方がレッスンに来てくれています。

ただ、お休みされている生徒さんもいるので、急遽Zoomというオンライン・ミーティングのアプリを使って小学生1年生の生徒とレッスンを試みました。

そうしたらその子が最初に言った言葉が「先生、やっとマスクとトイレットペーパーが買えたの!」

切なくなりました。

マスクがなかったからレッスンを遠慮されたのかなと。

始めて繋がったオンラインで、色々試しながらの40分でしたが、すごく喜んでもらえて、久しぶりに生徒の顔を見られて私も嬉しく、お母様からもお礼のメールが届きました。

まだ始めたばかりのオンライン・レッスンですが、やり方次第で色々な可能性がありそう!とワクワクしている自分がいます。

こんなときにワクワクなんて不謹慎と思われるかもしれませんが、こんなときだからこそ時間もあるし、次へのステップに踏ん張り所だと感じています。

ここのところ続けて、Zoom meeting とwebinar のセミナーをオンラインで受けました。

それを受けてみて、一層イメージが膨らみ「英語でピアノ」にどのように取り入れようかと思いを巡らせているところです。

今まで積み重ねた動画やコラムのコンテンツに加え、色々な先生方のレッスンをオンラインで開いて、たくさんの人に見るだけはないインタラクティブなレッスンも提供できる日は遠くないと思っています。

そして最後に、もう一つお伝えしたいこと。

このサイトを開いたときから思っていることですが、私は「英語でピアノ」のカリスマではないし、これからもそうなれるともなろうとも思っていません。

カリスマ先生がいて、その下にピラミッド型を作るグループではなく、サイト講師、プレミアム会員の先生方それぞれが、ご自分のやり方を追求して、それを認めあって補い合っていけるような、サークル型のチームにしたいと思っています。

また使用するテキストも一つにこだわらず、「英語でピアノ」で使えそうな色々なテキストやワークブック、使いやすいアプリなども研究して紹介していきたいと思っています。

そのような情報も、先日作りました「お知らせ」や、Zoom ミーティングでシェアしていきますので、ご覧頂ければと思います。

先日お知らせした3/16のZoom ミーティングには現在8名の方にご予約頂いています。

皆さまとオンラインでお会いできるのを楽しみにしています。

そして何よりも、このパンデミックが1日も早く収束することを祈っています。

写真はZoom ミーティングで生徒とアプリを共有している画面です。

コメントする